必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

GOLDがバブル化する日

先日のFUJIYAMAでは、急きょ『震災後の金と株』と銘打ってのお話になりましたが、本来はGOLDがバブル化する理由だけをお話しする予定でした。
そこで、昨日からGOLDが急騰を始めていることもあり、今日は再び続くの欄に『GOLDがバブル化する日』と銘打って当日のレジメをアップしました。
日本一安全だと思われた東電株式が一瞬にして崩壊していく様子を見せつけられ、止まらない放射能漏れに、これで確実に「日本国債の再格下げ」が迫っていると思われるだけに、人々はより確実なものを求め始めます。
それは当初現金でしょうが、次に向かうところは恐らくGOLD現物だと思っています。
しかしその動きも大きく見れば、不動産に過度に集中した日本の資産構造を分散化する動きでしかないでしょう。
資産の5%程度をGOLDで保有しようという動きは、GOLDが金融資産化した現在、出て来ないほうがおかしいのです。
1500兆円と言われる日本の金融資産の5%は75兆円ですが、GOLD現物の年間マーケット規模は16兆円程度ですから、バブルが起きないほうが不思議だと思っています。
バブルは陰謀論や、買占めなどではなく起きるべくして起きるのです。


GOLDがバブル化する日!!
2011年4月
平九郎
1. バブル化の流れ
GOLDが証券化されたことにより、金融資産の一分としてGOLDのファンドへの組み入れが世界規模で始まっており、この流れがバブルを発生させる。
最近の価格上昇の原動力は2004年11月のETF初上場からの残高増加
2000トン=8兆円の流入
俗にホームレスマネーと呼ばれる世界を徘徊する投機資金は4000兆円と言われているが、GOLDの証券化が進んだことで、ファンドへの組み入れが必然となりつつある。
GOLD現物の年間取引は4000トン≒16兆円
ホームレスマネー4000兆円×5%=200兆円  
 16兆の市場に200兆円の流入
2.資金が向かう理由
民主主義のもとでは通貨の膨張は止められないので、膨張した通貨は結局通貨価値の下落(インフレ)という形で収束を計る以外はないが、インフレ圧力は供給に限界がある鉱業資源や、穀物などの一次産品と価値貯蔵手段としての貴金属に強く働き、加工度の高い工業製品はデフレ継続。
①物の値段は突き詰めていけばその大部分が人件費だがグローバル化・ネット化により、製品値段の大部分を占める人件費の下落が継続しており、工業製品価格は騰がらない。
②反面、価格に占める人件費の比重の小さい農産物や、原油、鉱石、貴金属等は通貨の増発や、新興国の成長により需要が増大し、供給能力の劣るものから価格上昇する。
③リーマンショック後の世界的通貨の膨張に、今回チュニジアに端を発した中東の動乱が重なっており、世界通貨としてのGOLD需要が拡大している。
④中央銀行が外貨準備として保有し、リーマンショック後世界一、儲けた男として有名なジョン・ポールソンやジョージソロスが大量に組み入れ、しかも成績が良いとなれば、GOLDを全く組み入れないのはファンドマネージャーにとって相当な勇気が必要。
3.GOLDの需給構造変化
        2009年     2010年
供給
新産金         2584     2652 トン
公的売却          30     需要項目に移動
リサイクル       1672     1654
需要
宝飾          1758     2037    
その他(工業用)     658      702
公的購入                   87
ヘッジ買い戻し      252      145
地金退蔵         212      455
ETFなど欧米投資需要   1406      879
金価格年平均       972ドル   1224ドル
(ロンドン後場建値ベース)
注目点
①公的部門の売りが止り、逆に買いに変化している。
②地金退蔵の増加と、リサイクルの減少
③宝飾需要の拡大(インド1,000トン・中国600トン)
4.中国のGOLD買いが始まった
①中国は「元」国際化への布石と、国内過剰流動性の吸収を考え民間でのGOLD買いを推進している。
③せっせと溜め込んだ大量のドルがリーマンショック以降希薄化し、減価する様子を見せ付けられた中国が、外貨準備の多様化を図るのは当然。
レアメタルの囲い込みやGOLD備蓄はその一環。
データ
2010年末中国外貨準備 2兆8500億ドル=約236兆5500億円
2009年末GOLD=外貨準備としてのGOLD保有1054トン(約4兆円=現在の外貨準備の1.69%を今後最低でも5%程度まで拡大するのでは)
2009年中国国内GOLD採掘量314トン 民間保有推計3000トン
口座数2億と言われる中国商工銀行の純金積み立て口座が開始1年で100万口座突破。日本は10年で70万口座
5.GOLDに対するその他の状況
①③09年3月中国中央銀行周総裁はSDRに新たに元や、ルーブル、GOLDを加えたものを国際決済通貨にすることを提案。超主権準備通貨(super sovereign reserve currency)
②10年9月世銀ゼーリック総裁がフィナンシャルタイムズに寄稿し、その中でGOLDを組み込んだ新しい通貨体制を構築することを提案。
「ドル、ユーロ、円、ポンド、人民元を巻き込んだ、新しいシステムが必要になる」「このシステムは将来のインフレ、デフレ、将来の通貨価値についての市場の予想をはかる尺度として金を用いるべきである』 周総裁とゼーリックの考えている事は同じでは?
③新興国の中央銀行がGOLDを買い始めている。
6.日本のGOLD投資が始まる。(予測)
①WGCの豊島氏が11年1月19日、ブルームバーグ主催で開いた機関投資家向け貴金属セミナーが常識外の盛況 (通常は応募者の6-7割出席がほぼ100%の出席と機関投資家のGOLDに対する関心の高さを表している)
②団塊世代と思しき民間人がGOLDの購入へ興味を持ち、実際に動き始めている。
③ゆうちょ銀行と、個人向け国債・社債の償還が2012年に向かい大量に発生する。
12年末までに償還を迎えるのは、ゆうちょ銀行の定期預金約20兆円・5年もの国債償還8兆円・大手銀行劣後債2兆円が主。その総額は約30兆円で約半分が他の金融資産に向かうと見られている。
資金の保有層と見られる「団塊の世代」は、ほぼ同時に年金の満額支給の年齢に達する。
しかも父親の遺産を相続した母親が平均寿命に達することにより、相続も発生し、家のローン支払いも終わり子育ても終わった同世代のカネ余りは今後最大化する。
(恐いのは病気とインフレのみで、資金を孫に残したい)
7.税制上の有利により、日陰の資産から表の資産へ
①不動産は保有に固定資産税が掛かるが、GOLDは保有するだけでは課税されない。
②課税の方向性は固定資産税強化であると同時に消費税アップ。上昇前に5%の消費税を支払いGOLD現物を買い、消費税が10%に上がった後同値で売れば5%の利益。
③GOLD投資のインフラが整備され、ETF等の証券化により、他の証券と損益通算が出来るようになり、税制上の有利性が出てきた。
三菱UFJ信託の(純金信託【1540】金の果実シリーズは、現物交換が可能なため、ブーム化も)
GOLD投資への代表的反論
1.金は利息を生まないので、現在の金利上昇は価格下落要因
(歴史的にはGOLDが天井を打った後に米国金利が天井をつけている)
2.流動性が薄く、売買が面倒で、課税方法も面倒
(信用の担保に入るようになってきており、急速に流動性が膨らみつつある)
3.金本位制などはGOLDの量が少なすぎ成長通貨の供給が出来なくなるので不可能。
(単に価格の問題―金価格が極端な上昇をすれば可能)
年表
1974.10 第一次石油ショック
1975.1  米国、金輸出入と個人保有を自由化・COMEX上場取引開始
1979.2  原油価格高騰(第二次石油ショック)、世界的なインフレの高進
1979.12 ソ連 アフガニスタン侵攻、米ソ緊張の高まり
1980.1  金史上最高値(円ベース=6,495円)
1980.12 米プライムレート21.5%(!)
以下資料
【中国の諾安基金管理、当局から国内初の金ファンド設立の承認取得】
30 11 2010 – 16:07
[上海 29日 ロイター] 中国の資産運用大手、諾安基金管理(ライオン・ファンド・マネジメント)は29日、中国証券監督管理委員会(CSRC)から、同国初となる金ファンド設立の承認を取得したことを明らかにした。インフレ懸念が金需要を押し上げていることが背景にある。
 新ファンドの名称は「ライオン・グローバル・ゴールド・ファンド」で、適格国内機関投資家(QDII)制度に基づき、金相場に裏付けられた海外の上場投資信託(ETF)に投資する。
 海外の金市場への投資手段がない中国の個人投資家の間では、インフレ懸念による金相場高騰を受けて、競って買う動きが出ており、国内資産運用会社は、金ファンド設立を急いでいる。
 易方達基金管理(Eファンド・マネジメント)も、QDII制度の下での金ファンド設立を計画しており、当局の承認を待っている。
11年2月8日(火)11時14分配信 時事通信
【ニューヨーク時事】米金融大手JPモルガン・チェース<8634>は7日、国債などの債券を担保に資金を貸し借りする「レポ取引」や有価証券の貸し付け取引で、金の現物も担保として受け入れると発表した。 【重要】
最大の注意点
日本・ドイツの中央銀行保有GOLG現物は米国にあると言われ、米は凍結可能で、しかもリースを使えば、実質上GOLD現物は無限大に増えるため、FRBによるGOLD価格支配が可能。
以上

3 Comments

石川

私もゴールドは社会人になってから2800円程度から定額購入で1万円程度の買いをスタートし、1グラム1300円を割り込んでから田中貴金属などでバーチャージがつかないロットでボーナス時期に数回買って、更に野村証券で100グラムずつバーチャージ無しに買えることを知って1グラム1000円を下回るまで10数回に分けて買い下がりました。
 天安門事件のあった3ヶ月ぐらい後に香港のファミリーマンションも購入しました。
 いま日本株に投資するのは1グラム1000円以下、香港の天安門事件直後の香港のマンション購入と同じくらいチャンスの時だと感じています。
 しばらくは、更に下がることもあるとは思っていますが、握りこんでいれば数年後には現在のゴールドなどと同じくらいの経済的効用を得られると感じています。

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heikurou

石川さん
今なら奥湯河原あたりの涼しくて、津波の心配のない安いリゾートマンションでも買っておけば、夏までに倍になりそうな気がしています。(笑)

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石川

安いリゾートマンションで温泉を引いているものはランニングコストが高すぎてタダで貰っても割に合わないと考えて、いじらないことにしています^^;
 あとコンクリートパイルとかヒューム管、鋼管(ヒューム管や鋼管は空洞があるので空気を運ぶのに輸送コストがかかるから輸出には向かないと昔IRに教えてもらいました)などはガサばって海上輸送コストなどがかかりすぎるので、輸入に対する備えは高いと思って買い増しました。
 イワブチは中国に工場を持っているので、たぶんイワブチが輸入するな一番最初に自社工場から持ってくると考えて投資しました^^;

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