必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

FUJIYAMA資料

日経平均は昨日も高いのですが、相場的には弱いものを感じています。
理由はやはり、震災と、電力不足による今季の減益をまだ織り込んではいないと思っているからで、昨日までの強さは空売り筋の買戻しだけだと思っているわけです。
以前も書いたように震災前の信用買いの整理が終わるのは9月ですし、今季の減益が数字で示されはっきりするのも9月だと思えるからですが、ただ強気の銘柄もあります。
それが確実な需要の増加が見込める電力復興関連ですが、FUJIYAMAでも話したので、続きに当日使用したレジメを貼っておきます。
また昨日から低レベルの放射線を含む水を海に放出しており、また伊勢化学が上がるとは思っていますが、どうも今回は買う気がしませんで、むしろ上がったら空売りの対象として考えたいです。


平成23年4月1日  平九郎
非常のある世界
1.予備の必要性
①経済と国民全体の生活に最も影響を与えるのは放射線問題よりもむしろ電力不足のほうが大きい。これまで中越地震による原発の一斉停止があったのに関わらず、大規模停電が回避されてきたため非常用電源の準備は「無用の長物」でしかなかったが、今回の震災で予備が「必需品」に変化した。
停電がないのが常の世界から、停電のある世界へ国民の意識が変化
②今回不足する電力は1000万kwから、1500万kwと言われているが最新鋭の原発10基分以上の不足であり、すぐに補うのは不可能。
③これを火力や、水力発電所の新設だけで補うには10年以上の歳月が必要で、今出来ることの総動員が必要となっている。
足りる、足りないではなく、足りるように生活する以外はなく、そのためには昼夜電力の平準化が最も即効性のある政策で、余裕のある夜間電力を工業生産に振り向けることが急務。
提言:山の手線を代表する電車の終電、始発をなくし昼夜連続運行を先行すべきで、また各所に非常用電源車の配置が必要。
④同時に需要不足だった日本に電力復興という数兆円に及ぶ、巨大な需要が長期にわたり創出されたことも事実で、予備を設置する必要と意識が出たことを考えると、非常用発電機の需要は倍加する。
⑤長期間にわたる非常用発電機の需要急増が予想され、当初は常用使用する発電機も、電力回復時には予備としての発電機に変化するので、無駄にはならない。
a.川重、重工→発電用タービンブレード、ボイラーの企業ですでに新高値へ
信用取組変化良好、新規売りが増加し、信用の買いが減少中→機関投資家の現物買いが増加中
その他
b.システムとしての非常用発電の日本唯一の専業メーカーで、投信保有ゼロの 西芝電機(6591)や、建設現場などの発電機が得意なデンヨー(6517)などで、いずれも工場が関西、福井、ベトナムなど生産面で地震の影響はない企業。
⑥東京地区の輸血ルーム停電で採血できず、血液不足が懸念されたこともあり、今後公共性の高い施設は非常用発電機の設置義務化へ
⑦高層ビルは窓が開かず、エアコンが効かなくなれば夏場は蒸し風呂と化すため、非常用発電機を備えたビルに人気集中は必至で、高級マンションは全室のエアコンを動かせる自家発電装置完備が売れる条件か。
⑧その他電力会社に電気を売る発電事業者(IPP)に税制や、買い取り価格等でインセンティブを与え、売電を事業として成り立つようにするのが電力回復への近道
発電コストkwh:原子力5.3円 石炭5.7円 天然ガス6.2円 石油10.7円 水力11.9円 風力10~24円(規模による) 太陽光発電49円
2.その他電力設備投資関連
①日本ガイシ(5333)愛知電気(6623)ダイヘン(6622)日新電気(6641)大崎電気(6644)
電設資材商社 因幡電産(2317)コンサルタントの日本工営(1954)等。
②電気の使用を減らす
a.LED照明の普及促進→電気消費量が10分の1近くなることも重要だが、使用機器の違いによる節電効果を国民に意識させることで、節電効率をあげる効果が期待できる。
遠藤照明(6932) LED照明専業ともいえるのは上場企業でここだけで、投信保有がゼロのため、今後投信の組み入れ開始が増えるとともに株価上昇も。
b.エアコンの使用を控える→玄関網戸、アイスノン(アイスノン・網戸では株価はあまり上がらないかも)
c.その他—-冬の寒さ対策 最も原始的な石油ストーブ ダイニチ工業(5951)
③リンナイ、ノーリツなどのガス機器は高級品で、通常電力による電気制御のものが多く、影響が見定め難いので今回外した。
④都市ガス会社-電力代替えの本命であることは間違いないが、当初はスポット購入の高値のLNG価格が料金反映されるまでタイムラグがあり、
原材料調達価格上昇時は逆ザヤが発生し減益となりやすいため、後回しとした。
3.いずれにしても復興には多額の資金が必要になり、大部分は赤字国債で賄われることになると思われ、円の資産価値の減価可能性が高い。また震災によるビルなどの資産の負債化が衆知されたため、代替資産として、貴金属が選択される可能性が高まった。
最後にベビー用品の西松屋チエーン(7545)を買おう!
なお今回のGOLDと株の話が面白かった!役にたった!紹介された株を買ったら儲かった!等の場合は是非、各人がコンビニ等の震災被害者への義援金として募金して頂けますよう希望致します。
以上

2 Comments

石川

私はもっと小粒ですが、すでに仕事が大量に入っている高配当の東北関東をテリトリーにするTTK(NTT系)、サンテック(独立系ですが東北電力の特命受注先)、低配当ですが一番指標的に良い千歳電工と保安工業が合併してできた日本リーテック(JR東日本系)をバルクで買いました。
 次に海外から輸入するとコスト高で割に合わない下水道ヒューム管や道路用のパイル専業の日本ヒューム、丸一鋼管と、電力架線用金具首位、交通信号用金具をほぼ日本で100%独占する高配当のイワブチを、これまたバルクで買いました。
 イワブチなど東北電力の要請で緊急出荷を急いでいますし、電線工事業者はマンパワーが足りなくて他地域の電線工事業者から応援を受けて復旧に邁進していますが、それでも技能工が足りなくて復旧が遅れているようです。これは日本電設工業のIRに聞きました。
 将来の大きな需要より、いますでに復興作業に邁進している企業群を、まずは応援しようと考えました。
 パチンコ関連メーカーや自動車部品メーカーもずいぶん手放しました。ただ菊池プレス(=今期から高尾金属と合併してジーテクトになりました)最終利益31億円で一株利益386円あるのに、今期は自己資本比率も一株利益の額も、経常利益の総額も大きな高尾金属との合併で最低でも140億円の負ののれん代が出るので買い増しました。一株当たりの負ののれん代による特別利益は今期739円もあるし、経常利益は合併で倍以上に増加するので、どんなことがあっても大きな増益にしかあり得ないと考えました。

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heikurou

石川さん
まだしばらく市場からの資金流出は続きますし、加工度の低いものは中国あたりから大量輸入がありうるので、ご注意ください。
こんな時は業界ルールは無視されがちです。

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