必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

4月のFUJIYAMA終了

4月のFUJIYAMAが終了しました。
どうも最近は人と話すことが減り、口が良く回らないのを自覚しながらのセミナーでしたが、なんとか無事終わりました。(^^)
内容はセミナーに使ったレジメを「続き」に貼り付けておきます。
5月のFUJIYAMAも平九郎の担当で、内容は「信用取引・カラ売り」です。
無論「カラ売り」を薦めるものではなく、信用取引の仕組みや、危険性を知ることで株価の動きへの理解を深めるためのものです。
信用取引の安全な使い方や、リスクを押さえた空売りの方法を話してみたいと思っています。(^^)


金への投資について
2010年4月4日
平九郎
第1章.そもそも金とは、キン?カネ?
(1)キン(Gold)は2000年以上前からカネ(money)であった。
(moneyは発行者の負債で、発行者の信用と安定によって成り立つが、金貨は発行者が誰でも品質が同じなら価値は同じ。)
(2)今回はキン(Gold)最大の特徴であるカネ(money)の側面が出てきている。
通貨発行量の急増からドルや、ユーロ、円と言う通貨発行者の信用が不安定化し、Goldの世界通貨としての側面がクローズアップされている。
第2章―特質――(出所=東京工業品取引所=貴金属取引の基礎知識)
(1)希少性――有史以来掘り出された金は約16万5000トン(オリンピックプール3杯分・金額で約550兆円)
推定埋蔵量は10万トン、可採埋蔵量は4万7000トン
(2)純度はカラット(K)で表示され24Kが純度100%の純金で、18Kは18/24で75%の純度を表す。
また重量単位は日本ではキログラムまたはグラム、欧米では1トロイオンスが一般的
1トロイオンス=31.1035g(SPDRゴールドは10分の1トロイオンスの価格表示)
32.1507トロイオンス=1kg
(3)物理的性質-展性・延性・導電性・耐腐食性に優れた融点1063度の黄金色の金属。
(用途――装飾や工業用(LSI回路、端子等、携帯電話1台には0.003gの金が含まれる)
第3章―通貨制度との関係と価格動向
1.1816年英国において金本位制始まる。(日本=徳川家斉の時代)
2.1897年日本が日清戦争の賠償金を元に金本位制導入。(京都帝大創設)
3.1944年第2次世界大戦の終了時、米国のブレトンウッズで、参加各国が金を拠出してIMF・世界銀行の創設と、1トロイオンス=35ドルの金とドルの交換比率が決められた。参加各国は自国通貨を、金と交換できるドルとの交換率、為替を決めるブレトンウッズ体制として発足した。(1ドル=360円時代)
4.1971年 ニクソン・ショック-当初2万1707トンあったと言われる米国の金が1万トンを割り込み、英国からの金とドルの大量交換請求を前に米国は金とドルの交換を停止   為替変動幅2.25%の緩やかな固定相場制であるスミソニアン体制へ移行するが2年後の73年に崩壊し為替は変動相場制となり、その後78年のキングストン合意により正式にGoldとmoneyとのリンクは外された。(78年:キャンディーズ解散・サザン勝手にシンドバットでデビュー・成田開港)
5.1980年・IMFや世界銀行を初め、英米国や欧州各国もGOLDの保有を続けるが、第2次オイルショック後のソビエトのアフガン進攻時の80年1月にドルベースで875ドル、円で6,495円の最高値をつけた。(巨人長島監督辞任・王引退・山口百恵引退・大平首相急死)
6.その後はボルカーショックとも言われる高金利時代の到来と、ソビエトの混乱によるソ連保有金の売りが重なり値下がり傾向を続けた。(80年12月米プライムレート21.5%)
7.89年東西ドイツを分けていたベルリンの壁が崩壊し東欧の民主化が始まり、91年のソビエト連邦崩壊で米ソ、冷戦構造が終わりを告げ、唯一の超大国である米ドルの使用範囲が広がり、ドル全盛時代となった。
結果、世界中がドルを欲しがり、スイスを中心とする欧州各国の中央銀行もGoldを売却してドルを取得する姿勢を強めたため、金に対するドルの価値が上がり、Goldの価値低迷傾向が続いた。(冷戦時代の欧州はロシアと地続きのため、その支配下に置かれる恐怖は強く、外貨準備や個人の資産保全にはGoldが最適だったと思われる。)
8.Goldの生産者が値下がりをヘッジするための先物の売りや、開発資金を調達するためのゴーロド・ローンが、さらに値下がりに拍車をかけ、値下がり傾向が続き、99年に最低値252ドルをつける。
7.99年成立した中央銀行の売りを制限するワシントン協定を境に金の値上がり傾向が続き、生産者のヘッジ売り解消が値上がりに拍車を掛け上昇傾向強める。
8.2008年欧州中央銀行の売りが止まり、中国、ロシアなど中央銀行がGoldの保有を増やし始める。
9.2009年最貧救済資金の為IMFが保有金400トンの売りを決めたが、インド200トン、モーリシャス2トン、スリランカ10トン購入。ジョージ・ソロスや、ジョン・ポールソンなど著名投資家の金への大量投資が明らかになる。
10.解説
ジョージ・ソロス=ヘッジファンドの帝王や、英国中央銀行を打ちのめした男という異名をもつ著名投資家
ジョン・ポールソン=サブプライム関連商品の空売りで、他のファンドが軒並みマイナスを記録する中2007年、年率600%、08年25%の驚異的な成績を上げ、現在運用資産は3兆円近い前FRB議長グリーン・スパンをアドバイザーにする投資家。
以下ロイター記事
 [ニューヨーク2009年11月 18日 ロイター] 著名ヘッジファンド・マネジャーのジョン・ポールソン氏は、金鉱関連株式など金に関連する分野に投資する新たなファンドを立ち上げ、自身の個人資産2億5000万ドルを投資する。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が18日、報じた。
 WSJ紙は投資家3人の話として、同ファンドは金鉱会社などの株式や、その他金関連の投資に主眼を置くと伝えた。ポールソン氏自身、ニューヨークで17日に開催された投資家との会合でこのファンドについて言及。来年1月1日に立ち上げるとしていた。
  ポールソン氏の金、および金関連の投資は、自身が率いるポールソン・アンド・カンパニーの持分の約半分を占める。同氏はすでに、南アフリカの産金大手アングロゴールド・アシャンティの他、キンロス・ゴールド、ゴールド・フィールズなどの金鉱会社の株式を保有している。
 また同氏は、世界最大の金ETF(上場投資信託)であるSPDRゴールド・トラストの最大出資者としても知られる。同ETFへの同氏の投資の価値は18日現在、35億3000万ドルだった。
 ポールソン・アンド・カンパニーはWSJ紙の報道に関するコメントは控えた。以上
第4章 需要と供給
2009年需給予想(需給合計4118トン)
(1)・供給-新産金2,553・スクラップ回収1,541公的部門の売り24、ヘッジ売り等-
(2).需要-宝飾用1,687、電子工業用239・公的金貨(売却分)241)その他159、退蔵用174、ヘッジ買戻し243 欧米投資家購入1,375
直近では宝飾用と、投資用の需要が逆転、金ETFの登場で、年金や、ヘッジファンドなど投資家の裾野が飛躍的に向上したためと思われる。
(3)特筆事項-ETFの登場により大衆の動きがスピードを持って価格に反映されやすくなって来ている。
これまでの業者間だけの先物取引や、購入窓口の少ない現物の動きの世界にネットを通じた証券取引のスピードが導入された。
業者の先物を使った買いは、実需が付いてこない限り続かない。
第5章 税制
(1)税制が画期的な変化を生じていると同時に、消費税上昇予想による人気化も・・・
金と税制⇒出所 日経マネー
①金には消費税がかかりますか?
 金購入時には購入価格に対して消費税が課せられます。しかし、金を売却するときにも売却価格に消費税が上乗せされて戻ってきますので、実質的には相殺されます。商品券などに課税をしますと、それを使って商品を購入したり、サービスを受ける際に二重に課税されることになります。このような二重課税を避けるために商品券などには課税をしないことになっているのです。
 また、金を購入した後に消費税率が上がりますと、売却時には支払った消費税率よりも高い消費税率で戻ってきますから、金価格が動かなければ高くなった消費税分が得ということになります。
●1キロの金地金購入金額の計算例(購入時の税抜き金小売価格1300円)
 金地金代金……1300円×1000グラム=130万円
 消費税額……130万円×5%=6万5000円
 購入金額合計……130万0000円+6万5000円=136万5000円
●1キロの金地金売却金額の計算例(売却時の税込金買取価格1365円)
 売却金額合計……1365円×1000グラム=136万5000円
②売却益が出た場合、どのような税金がかかりますか?
金の売却益が出た場合の所得は、取引の実態によって譲渡所得、雑所得あるいは事業所得として取り扱われます。
【譲渡所得】
 サラリーマンなどが保有していた金を売却して利益が出たという場合は、原則として譲渡所得の扱いとなり、給料など他の所得と合算して総合課税の対象となります。ただし保有期間によって課税対象となる譲渡所得金額の算出方法は異なります。短期譲渡(保有期間5年以下)は課税対象となる譲渡所得金額=金の譲渡益+同一年のその他の譲渡益-特別控除額50万円、長期譲渡(保有期間5年超)は課税対象となる譲渡所得=(金の譲渡益+同一年のその他の譲渡益)-特別控除額50万円×1/2となります。
【雑所得】
 事業としては行っていないが個人が営利を目的に継続的に金の売買を行っている場合、売却益は雑所得の扱いとなり、総合課税の対象となります。ただし、給与所得者でそれ以外の収入がなく、年収が2000万円以下の人は同一年の雑所得が20万円以下であれば申告の必要はない。
【事業所得】
 金の売買を事業として行っている場合、売却益は事業所得として扱われ、総合課税の対象となります。
 なお、純金積立では継続的な取引を行っているものとみなされますので、積立期間中における一部売却による所得は雑所得扱いとなり、業として行っている場合は事業所得となります。ただし、入金額や売却状況から判断して、事業もしくは営利目的として継続的売買を行っているとみなされない場合は、譲渡所得の対象となり、地金売却と同様の扱いになります。また、金現物の中でも、日常生活に使用されている装飾品や置物などの金製品で、一個または一組あたりの価格が30万円以下のものは、通常、生活に必要な資産に該当するため、売却益への課税はされません。損失が生じた場合もその損失はなかったものとみなされます。
以上
(2)ETFにより証券化した金の税制変化が資金流入を促進させている。
①. 他の証券取引と損益通算が出来、特定口座の原泉徴収あり口座なら申告不要。
②. 損失が出た場合、確定申告すれば現状なら3年間繰り延べも可能。
③. 不動産と違い登記不要、固定資産税も掛からない。
第6章――金に対する代表的な懐疑的意見
1. Goldの上昇は通貨に対する不信任を意味するので、金利は上昇し、金利の付かないGoldには悪材料、Goldは金利も配当も生まない。
2. 現状は既に安値から4倍近く上がっており、チャート的は天井圏にある。
3. moneyをGoldにリンクさせるには、Goldの絶対量が不足しており、世界経済が成長する為の必要な通貨の供給が出来なくなる。
第7章――平九郎の妄想
以上

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です