少し前の事ですが南アフリカのズマ大統領が、英国エリザベス女王に拝謁しました。
同大統領は5人の妻と、20人の子供と1人の非摘出子を持ち、過去にはレイプ裁判まで引き起こしていると言ういわくつきの大統領だけに英国の大衆紙は非難を強めています。
まあ英国からすれば南アフリカの資源権益を守るためには仕方がないのでしょうが、同国は殺人などの凶悪犯罪の発生率は日本の110倍で、同国男性の4人に1人はレイプ経験者等の記載がウキペディアに載る国の大統領だけに、大衆紙の非難も理解できます。(笑)
英国はかつての機軸通貨国としてポンド崩落を経験し、通貨の持つ不安定さを経験した国であると同時に、南アフリカの資源権益や北海油田で、実物資源のもつ確実性を十分理解している国です。
その英国だけに、世界生産量で見れば、金で50%、プラチナで75%近いといわれる南アフリカの大統領に妻が5人いようが、非嫡出子がいようが女王が合わないわけには行かなかったのでしょう。
さて、最近平九郎が注目した大部分が南アフリカで産出されると言うプラチナですが、資源量では金の34分の1で、6m四方の箱に収まる量しか、地球上には存在しないといわれる貴金属です。
そして注目する最大の理由はプラチナETFの存在そのものに他なりません。
なぜならプラチナETFが出来たということは、宝飾用や自動車触媒等の、工業用原料としてのプラチナの実物取引の世界に『投資・投機資金』という巨大かつ、急変する需要が容易に流入する仕組みが出来たからです。
なにせ、プラチナETFが出来たのは、米国でも今年になってからだといいますから、プラチナへは一般的投資家の資金はまだあまり入っていません。
実際、プラチナETFの時価総額はまだ5億円程度で、投資需要が盛り上がっているとはいえませんし、円ベースでの価格は30年前の高値8240円より遥かに安い4700円程度であることからも、ソロスの言う「究極のバブル」にはほど遠い状態でしょう。
しかし、実物の世界ではプラチナ投資の需要がここ数年で4倍近くに盛り上がってきているだけに、ETFへの投資も増えることは確実だと思えるのです。
すなわち産業や、宝飾用の実物需要が主流だったプラチナの世界に投資需要が急激に流入する可能性が高まっていると判断したわけですが、「プラチナチケット」という言葉に代表される希少品としてのイメージや、宝飾用としての将来性も理由の一つです。
まあ結論を言えば、ジョージソロスの言うバブルはプラチナにも発生し、そのバブルは金より大きく育つ可能性があると思ったわけです。(^^)
ランケンさん
コメントありがとうございます。
ブログを拝見してランケンの意味を始めてしりました。(笑)
プラチナの触媒としての機能は何れ終わるとは思っていましたが、そんなに早いとは思っていませんでした。
プラチナがバブルとしたら長くても2年以内でしょうから、バブルの頂点と、触媒需要消失が同時期ならその後の暴落は確かに凄そうです。(笑)