3月入りした株式市場は、売買代金が1兆円割れの薄商いとなっています。
企業の第4四半期であることが多い1-3月期は、正月や28日までしかない2月を抱え、もともと稼動日数が少ないうえに、正月に使った費用を補う為か、家計の消費も落ち込みます。
したがって1-3月は収益的にも大きく伸びる期間ではないため、今年の決算発表への期待は既に8割以上は終わっているのでしょう。
また、3月は企業の益出しの売りや持ち合い解消の売りが多く、需給バランス的にも良い月ではないといわれます。
その為か、過去3年は連続して急落しているようで、今年も3月に急落する可能性は結構高いのではないでしょうか。
要は、決算への期待がほぼ終わり、買いのエネルギーがなくなってきた所へ、悪材料に敏感な状態になっているわけです。
こんな時、好材料が出たと言っては飛びつき、悪材料が出たといって、投げるのを繰り返すことを相場用語では「ちゃぷつく」と言い、相場観の狂いから大損を出すパターンで、絶対避けるべきです。
そんな時は長期的視点以外の資金は全てキャッシュで持つのが一番で、いわばホームポジションに戻るべきでしょう。
でないと「ちゃぶついた」ままの投資を繰り返し、取り返しの付かない間違いをしかねないからです。
まあ「自分の頭は自分で冷やす」しかないと言う事ですね。(^^)
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