必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

穴熊

懸念していた金融規制強化の動きが現実となったようで、NY市場はオバマ政権が21日発表した、新たな金融規制強化の動きに3日間で5.2%安と下げ足を強めています。
米国は民主主義である以上、多数の国民の怒りを無視できないのです。
やはり金融機関の高額報酬への、庶民の「嫉妬を伴なった怒り」が政策を動かしています。
また先日の補欠選挙で失った議席による重要議案通過への不安から、共和党に対する政治的駆け引き材料とする狙いもあるのでしょうが、だとすればこれは危険な賭けです。
規制強化法案提出による株価の下落は巡り巡って、再び嫉妬の怒りを発する国民に、自身の収入減や借り入れ金利上昇という形で跳ね返り、経済のスパイラル的縮小を招きかねないからです。
しかし、嫉妬を伴なった怒りというのは厄介なもので、大衆はスケープゴードを必要としているのかもしれませんが、生贄が株価では困ります。
今回の政策でオバマ政権は金融界との対決姿勢を打ち出しているだけに、株式市場の動揺も直ぐには収まらない可能性は強いです。
しかもここまで市場の守護人であったバーナンキ議長の再任にも疑問符が付いている以上、中途半端にナンピンなどするべきではないと思っています。
法案は日本には関係無い様でも、拡大の一途だったレバレッジの縮小を促す法案だけに細心の注意が必要でしょう。
まあこちらは穴に入った熊のような資産構成ですから、このまま嵐が過ぎるのをノンビリ待っています。(^^)

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