堅調な相場が続いていますが、正直ここまで騰がるとは思っていなかったので、すこし驚いています。
ただ戻りを買っているのは、昨年裁定売りを通じて、大量に株を売った外国人であるのは間違いなく、国内の個人投資家は昨年高値で買った株の戻りを売る構図です。
これら戻りの結果個人は信用の含み損が減少し、信用取引の買い方の損失状況を示す信用評価損益率は大幅に改善しました。
その他の指数的な現象面としては、機関投資家主導の結果として裁定残高が1830億円増加して2兆円の大台に乗り、個人の信用残高が、780億円減少していることが上げられます。(本日日経16P・プログラム売買に伴なう現物売買と残高:3市場信用取引残高)
これを見ていて思ったのが今後は個人主導の相場になりそうだと言う事で、機関投資家にこれ以上期待するのは無理だろうということです。
これは、投資銀行の高額ボーナスへの批判の高まりにより投資規制強化の動きが予想されることや、ここまでの戻りの原動力になった、新興国主導の企業業績回復の継続性に疑念を持っているからで、決して安値で買い損なったからではありません。(笑)
株価指数的にここから買えるとは全く思っていませんが、評価損から開放された個人資金が何処へ向かうか考える必要は出てきたと思っています。(^^)
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