お正月休みも終わり、今日からまた新たな相場が始まりますが、今年からは大発会も通常取引で、午後の商いもあるそうです。
半ドンと言われた半日営業の大発会も懐かしくはあるのですが、世界の流れからすれば逆らえない事なのでしょう。
そして、本日より東証は新取引システム「アローヘッド」を稼動させますが、このシステムにより注文の処理スピードは格段に早くなり、従来なら2~3秒掛かっていた処理スピードがなんと0.005秒になるそうです。
これによって、アルゴリズム取引のようなシステム売買はより使いやすくなり、東証は外資系証券を中心とした取引の拡大を狙うようなのですが、新システムは個人投資家にとっては短期的プラスになるとは思えません。
これは以前メモでアルゴリズム取引に触れた頃経験したのですが、アルゴリズム取引が入っていると思われる銘柄は、個人は短期売買がやりにくいのです。
極短期の売買では通常「板」と呼ばれる、売買状況を示したデータを元に短期的売買注文を執行する事が多いのですが、アルゴリズム取引が入っている銘柄ではこの「板」情報があてにならないのです。
無論情報が間違っている訳ではなく、「板」情報にある売り物を一定の条件変化で瞬間的に買おうとしても、一瞬の差で他社に買われてしまうことがよくあり、買えない事が多かったのです。
同様の条件を組み込んだ、システム売買の執行注文のほうが早いからでしょうが、おそらく新システム稼動後は同様なことが増えるでしょう。
約定まで0.005秒と言う時間では、平九郎の反応速度ではシステム売買に絶対追いつけませんし、恐らく他のディーラーや投資家でも大差ないでしょうから、短期売買中心の投資家は一層難しくなりそうです。
もっとも投資家として企業の成長を求める立場であれば、システム売買で有ろうがなかろうが売買が増えて、流動性が増すのは歓迎すべき事ですから、一概に悪いこととも言えません。
結局新システムの稼動による影響も自分の投資姿勢によることになり、企業の成長を求めるような長期スタイルならプラスに働きます。
どうも今年は企業の「成長を求める株主」が最も利益を得そうな気がしています。(^.^)
あけましておめでとうございます。
アローヘッドになり、値幅制限などもかわりましたね。
まさか新年一発目でフェイスが関係するとは思いませんでした(笑)
けんけんさん
流石に1万円で3000円は率にすれば30%で、値幅制限の範囲率としても最大です。
ストップできないのも無理は有りませんが、面白くなってきました。(^.^)
平九郎