先日通貨の過剰発行の話を書きましたが、株も過剰発行が続きます。
本日の日経によれば、今年10月までの公募増資発行額は3.2兆円でバブル後最高だった06年の2倍に膨らんでいるそうです。
また11月以降は増資ラッシュで、18日までにさらに1.8兆円積みあがっているとあります。
こんな時増資が出来るのはそもそも力のある企業ですから、増資そのものは何とかこなすのですが、投資家にとっては株式の供給増となります。
しかも5兆円規模ともなれば、市場全体で見ても大きな供給増で、新規資金の導入が無ければ、株価に与える影響は大きくなります。
実際増資発表をした企業の株価が急落する例が目立ち、増資への市場の不信感を表しています。
しかも、信用買い残や、裁定残も未だ減少を見せていませんから、損切りや、信用担保証券の換金売りがでる余地は大きいです。
そこへ、そろそろ閣僚の言動が一致しない鳩山政権への不信感が出始めました。
5~6月に増やした信用取引の期日が迫り、投売りが出ようとしています。
これは、買い場には違い有りませんが、投げは年内一杯続きそうな事と、換金売りは現金にする為だけの売りであり、バリューが全く無視されることで、下げ幅は通常より遥かに大きくなります。
まあ後は腕の見せ所かも知れませんね。(^.^)
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