必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

嫌な匂い

昨日コメント欄で全体相場に嫌な匂いがすると書いたのですが、最近好決算でも急落する株が増えています。
言ってみれば、好決算は織り込み済みと言う事なのですが、最近の下げ方は「織り込み過ぎ」と言ってよい動きで、どうも何か嫌な気分です。
キャシュポジションはかつて無い高さで、対応はしてあるつもりですが、それでも嫌な匂いが消えないのです。
先日インド中央銀行が金を購入したことが判明してから、金相場は急騰に移っていますが、中央銀行は信用の中核で、金は不信の象徴と言えます。
その中央銀行が、金の購入を始めたと言う事は、「自らの信用が実は頼りない」ものであることを吐露したことになります。


詳細が明らかではないのですが、インドに続きスリランカ中央銀行の金購入をワールドゴールド・カウンシルが発表したようです。
そして、本日の日経一面は中国が石炭を国家備蓄することを伝えており、世界的なマネーから実物資産への動きが強まってきています。
まあG20で世界中の中央銀行が同じように通貨の増発を繰り返せば当然の動きで、嫌な匂いの元は「通貨への不信」にあるのでしょう。
以前も書きましたが、金は世界的な数量の変化も、化学的変化も起きていませんし、存在するだけで昔からなにも変わっていないのです。
G20で世界的に増え続けているマネーと比べれば、動いているのがどちらかは明らかでしょう。
どうも最近の相場に、株式の持つ信用が失われそうな恐さを感じています。(><)

2 Comments

PBY元気小僧

こんばんは。ぼくは今、H株(香港)が主戦場なんで、つくづく思うんですが日本株は勢いがありませんね(たしか世界で下から2番目?)。めためたのアメリカよりも潜在成長率低くなってしまったんで仕方のないかもしれません(悲しいですわ)。亀井さんの銀行(返済猶予)、大企業いじめ発言(無茶苦茶や!国際競争にさらされてるんで、派遣きりしない場合、業績悪化継続どころか倒産も有り得ます)や、大型増資(いったい何兆円吸い込まれたことか)も株価の足ひっぱってると思います。日本のデフレは国際競争にさらされてるんで避けられず、発展途上国なみに物価や人件費さがらないと、或いは人口増にならないと止まらないと思うようになりました。ヒドイ時代になったもんです。中国株のヘッジの意味で日本株に空売りでもと思うんですが、売りの平九郎さんにとって、これはどう思われますか?中国では自動車(今後1年)と薬(保険制度改正)に今追い風がふいてます。それに比べて日本自動車、減税の追い風そろそろでは?

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heikurou

元気小増さん
メモに書いたように米国株がまだ大底をつけてない可能性を考えているだけに、日本株ももう一度下がるとは思っています。
ただ、今回の下げが最高の買い場を提供してくれると思っているだけに、いまはジッと我慢の日々です。
日本の国力が簡単に回復するとは思えませんが、製造部門の海外移転を果たせば日本企業は結構強いでしょう。
しかしまだ人間の整理が終わっていないこともあり、失業の増加が止まりそうもありません。
買うのはまだ先になりそうです。

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