昨日のNY市場は203ドルの大幅高となったものの、結局は高安を交互に繰り返す、鯨幕相場状態で、日本も気迷いの相場が続いています。
しかし、昨日トヨタが7-9期の黒字決算を発表して今期赤字幅が縮小することが伝えられても株価が下げたように、相場は好材料に反応しなくなってきています。
しかも、平均株価が下げているにも係わらず、信用買いや、裁定買いの残高は増えており、相場が下げながら、次の下げのエネルギーを蓄えており、いわゆる値惚れ買い状態で悪い兆候です。
日本は民主党政権への期待感が冷めつつある中で、自民党が行った短期的景気刺激策の効果が切れ始めており、民主党の子供手当てなどの政策効果がでるのはマダマダ遥か先のことです。
重ねて、民主党政策財源捻出の為の支出打ち切りが、年末へ向けて混乱を引き起こすことは必至で、民主党の対応が望まれますが、巧くいっても現状維持程度がやっとでしょう。
残念ながら、楽観的な見通しに立つにはかなり無理があり、暫くは高めのキャッシュポジションを抱えた状態で遊びの域を出ない売買に終始するつもりです。
従って、今日のNY高で戻しがあれば長期で持つ積りの無い株は積極的に売る積りで、年末に向けキャッシュポジションを一段と引上げる積りです。(^.^)
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