昨日は海外の商品、株式市場が軒並み売られ、NY市場も187ドル安と下げました。
本日、日経新聞7pの財満大介氏の記事によれば、
「米市場関係者の間で、米国景気が年内に底入れするとしても、V字型の急回復は望めず、緩慢な回復になるのではないかの見方が広がってきた。」
からとあります。
これはある意味当然だと思えるのは、今回の不況が不動産の下落に端を発しているためです。
回復するには、不動産市況が回復するか、収入に比べて借りすぎたローンの返済を増やし適正水準に戻す必要があります。
購入した自宅の価値が下がっても、ローンの残高が減る事はありません。
家計の収入が増えない以上、家を手放すか支出を節約して埋めていくしかないのです。
現状では、住宅価格は下げ止まる可能性が出ただけで、家計の収入が増える可能性は低く、新たに失業の懸念が発生しています。
金融のパニックは収まりましたが、「景気は「なべ底を這う」と考えるのが普通でしょう。
これは同じく日経山下記者の言う「悪化の鈍化の効能切れ」で、世界はパニック後の現実を見つめなおす段階に入ったのだと考えています。
従って今後の投資戦略は、米国の消費不況が長期化することを前提に考える必要があり、最近の銘柄入れ替えは、以上に対処したものです。(^^)
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