ドル建ての金の価格が1000ドルの高値を覗っています。
今回はリースレートがまだ低い状態での上昇なだけに、かなりの実需が入っていると考えられます。
それも大不況の象徴である、GMの破たん処理が決まった後ですから、宝飾用などの需要ではありません。
明らかにドルの過剰発行を懸念した、通貨としての投資需要でしょう。
しかも、今回は株価が堅調な中での金価格の上昇ですから、通貨不安ではなくて、通貨価値が下落すると考はじめたことになります。
簡単に言えば「インフレ懸念」と言う事になりますが、どうも懸念と言うより、社会がインフレを希望し始めたような気がしてきました。
ただ、米国でハイパーインフレが発生するなどは平九郎にも考えられません。
なぜなら、米国は軍隊という世界最大にして最強な暴力装置を保有しており、民主主義の国ですから国民が飢えるようなことになれば、民主主義の原則に則り、国民が軍隊を動かし、飢えから救います。
簡単に言えば戦争を始めるわけですが、現状で米軍に勝てる勢力など存在しません。
従って、米国が主張することが多くの無理や難題、我儘を含んでいようと世界はそれを飲まざるを得ません。
オバマ政権は対話路線と言う『無理難題をオブラートに包む術』を知っていますが、交渉力の背景は軍隊という暴力装置であることに違いはないのです。
国際問題が愛を語るだけでは解決しないのは、北朝鮮を見ていれば明らかでしょう。
問題は日・朝間の緊張の高まりが米国にとって有利に働く事で、むしろ緊張の高まりを望んでいる可能性もあると感じることです。
1980年に円建ての金価格は6,495円という高値を付けましたが、現在の円建て価格は当時の半値以下の3000円程度でしかありません。
現在の北朝鮮との緊張感の高まりが、投機資金をGOLDに向かわせる可能性も結構考えています。
というより、『投機資金が金に向けて追い込まれている』と言うのが正確かもしれません。(^^)
こんにちは。金は中国の買いがバレて、提灯ついてるみたいです。 ファーバーの言うハイパーインフレは、ドル増刷よりも上げるべき時期に金利をFRBが上げることが出来ないと読んでるらしいです。警告の意味もあるんでしょう。 いよいよGMのCDSが行使されます。お金は本当にだいじょうぶなんでしょうか? 暮れに買ってたWMTやPBYなど全部売りはらいアメリカからは撤退しました。今、日本と中国にしてます。明日から3週刊、超忙しいんですが、忙しい時に限って株価が大きく動くんです。そうならないことをねがってます。
どうもこんばんは。
オバマ政権は、当分はアルカイダなどの反米イスラム勢力以外の相手とは対話路線を継続していくと思います。
しかし、その対話路線によって時間を稼ぐ間に、アフガニスタンを制圧し、アルカイダを滅ぼすことができれば、新たに、対話をしても無駄とオバマ政権が判断した相手(ロシアや中国のような大国ではなく、かつ、米国の無理難題を受け入れず、かつ、つぶしてしまえば米国の利益になる相手)を、米国民の税金によって養われている世界最強の軍隊を使って粛清しようとする政策を取るのではないかと思っています。
元気小僧さん
バーナンキは金利を上あげる以外に奥の手を考えてある気がしています。
その自信が無くては、ケチャップでも買えばよいとは言わないと思えるのです。
平九郎
七つの海さん
経済的困窮は国民を過激な方向へ走らせ易いですが、出切れば人間の英知を信じたいものです。
オバマ政権は少なくてもブッシュよりは上手くやるだろうと思っています。
あまり、信じていることになりませんか。(笑)
平九郎