2月9日の日経夕刊コラム「ニュースの理由」の報道ですが、SPDR(スパイダー)ゴールドシェア等の世界の金ETF残高が1月に80トン近く増えたとあります。
キチンとしたデータがないのですが、残高は2月に入っても増え続け、金ETF残高は1100トンを超えているそうです。
これは1ヶ月で7%程度増加している訳ですから、年間なら倍増に近いペースです。
また世界の新産金の年間生産量が2500トン程度であることからも、ETF残高の存在感の増加が伺われます。
金は相場的には高値圏とも言え、ドルや、円では昨年の高値を下回っていますが、既にポンド、ユーロ、オストラリアドル、カナダドル、インドルピー、スイスフラン建てでは1月に史上最高値を突破しており、高値を買っているのは年金基金の特徴とあります。
記事は原油価格が高値から3分の1に急落し、世界経済がデフレ傾向を強める中での金価格の高騰は、通貨を含めたペーパーマネー全体の、「不安指数上昇」を意味すると結んでいます。
昨日ドル建て金価格は急落し、再び900ドルを割ってきましたが、上記のような動きを考えると、やはりこのまま終わるとは思えません。
今年の金価格はやはり注目するべきだと思っています。
最も、日経記者は『金』が動いていると考えているようですが、平九郎の認識では、『動いているのは金ではなく通貨そのもの』です。(笑)
こんばんは。ロシアが、えらいこと言ってるらしいですし(10日の日経一面)、アメリカの金融支援策もあいまいだとの事で、欧米かなり売られてます。これ見たヘッジファンドの客がビビって解約売り(2月13日が期限)殺到てなことになったら、昨年10月の安値ぐらいまで覚悟せねばならないかも。平九郎さんの言われたように、のんびりが正解でした。
元気小僧さん
民間債務の繰り延べくらいで驚いてはいけません。
プーチンのロシアだったらそのくらい当然です。(笑)
平九郎