必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

二階建て信用

オバマ新大統領の就任式を見ていました。
注目の就任演説は、期待を盛り上げるようとするものではなく、むしろ、現状の厳しさを告げ、国民の自覚と、努力を促すものでした。
演説の直後は熱狂というより、静寂と呼ぶ方が当たっていそうなところが印象的で、やはり頭の良い大統領なのでしょう。
国民に過大な期待を与えず、むしろ自覚を促す事により物事を進めようとしているようで、リンカーンにこだわる事で、言葉の分からない人にも自分の狙いを明確に伝えています。
その内髭でも生やすのだろうか等と馬鹿なことを考えながらも、市場の反応をみて見れば、米国ダウ平均は332ドル安と手荒い歓迎です。
日本でも昨日、下方修正と減配を発表した竹内製作所が株価が既に高値から10分の1になったところからストップ安になるなど、現状の厳しさを再認識させて来ています。
今後輸出企業を中心に、当分は今期業績の下方修正が相次ぎます。
また、為替が現状のままなら、来期は大部分の輸出企業は大赤字が確定的で、その確率は非常に高いものです。
米国はともかく日本株は下げ余地がそれほど残っているとは思いませんが、業績の再下方修正による信用取引者の破綻や、ヘッジファンドの破綻などが暫くは続き、昨日の竹内製作所のような下げはまだ頻発します。
手持ちの株式を担保にして、同じ株を信用取引で買う事を「二階建て信用」と言いますが、特に流動性の低い銘柄の場合、これは絶対やってはいけません。
投機家の破綻による換金売りの場合、企業のもつ価値は完全に無視されます。
昨日ストップ安の720円をつけた竹内製作所の昨年の1株利益は423円、1株純資産は2200円あるので、昨年の利益で計ればPER1.7倍、PBRは0.3倍なのです。
ところが来期が赤字となれば、PBRはともかく、計算の根拠となる利益が無くなってしまうのですからPERは計算すら出来なくなるのです。
ただまあ、残酷な事に余裕を持った買い方にとっては投機家の破綻は蜜の味となることも事実でしょう。(^^)

2 Comments

PBY元気小僧

こんばんは。アメリカ金融株、ここ2~3日で半値、1日で半値っていうのもあり、すさまじいの一言です。これでは、お金は全然回ってないでしょうね。連れ安の日本の金融株、強いところが弱い今から、買おうと思ってます。日本の金融が一番立ち直りが速いと思うのですが。イギリスRBSのような決算にはなりません。桁が違うし、今織り込んでるんだと思ってるんですが。

返信する
heikurou

元気小僧さん
昔から兜町では、買いは遅かれ、売りは早かれと言います。
株価的には織り込んでいても、ノンビリ買ってもまいあいそうな気がしています。
平九郎

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です