必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

自社株償却

東証が3日発表した、11月28日時点の裁定買いの残高が、6,812億円になったようです。
これはバブル後の安値7,607円をつけた直後の、2003年の5月2日の残高6,730億円とほぼ同じ水準で、およそ5年半ぶりの最低水準です。
裁定残高のピークは2006年2月で6兆円ほどありましたから、すでに10分の1近く、随分と減少しました。
裁定残や、信用買いの残高は株価が下がるときのエネルギーとなりますから、これが減っていると言う事は下げのエネルギーも残り少ないと見てよいです。
ちなみに信用残高を見ると、11,500億円あまりで、此方もピークは6兆円程度でしたから、同様に減少し、下げのエネルギーの減少を示しています。
あと、大きなエネルギーとして残っているとすれば、ファンドの解約売りですが、此方は残念ながらよく解りませんが大きなピークは過ぎたと思っています。
これに対して大きな買い要因はやはり、自社株買いですが、株価がここまで来れば、買うほうの資金は少なくてすみます。
今日エスエス製薬が自社株買いで溜まった金庫株の消却を発表し、株主を重視する姿勢を打ち出しました。
まあ、同社は筆頭株主がドイツの会社ですから、筆頭株主に有利な償却が行われるのは当然かもしれませんが、日本では来年から株式の不発行が決まっている現在、資本政策はより柔軟にできます。
企業は自社株買いを進めると同時に、積極的に償却を行うことが望まれます。
このような時償却を進めておけば、発行株式のだぶつきが解消されるだけでなく、次に資本が必要になったとき、市場が喜んで公募増資に応じてくれるからです。
株価が異常と言えるほど安いときの消却は、必ず企業にも利益をもたらします。(^^)

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