トヨタが業績の下方修正を行いました。
通期の営業利益を6000億円と見込んでおり、1兆円の下方修正です。
まだ6000億円あるなら良いではないかとも思えるでしょうが、問題は前半期の利益が5820億円だったので、下半期は180億円の利益しか見込めないと言う事です。
ってことは日本の代表とも言えるトヨタがこのまま行くと、来年は通期で赤字になる可能性すら出てきたことになるのです。
トヨタがこれなら日経平均の昨日の下げは当然で、他の自動車産業でも下方修正が相次ぐことは間違いありません。
まあ、これが遅れてやってくる実体経済の痛みと言うやつで、誰でも予想出来たことなのですが、予想以上に痛みが強いと言う事です。
これらを受け、昨日欧州が一斉に利下げに走り、特にイングランド銀行は政策金利を一気に1.5%の大幅利下げを行いましたが、それでも米国ダウは443ドルの大幅安です。
まあ、日本と違い欧州はまだ政策金利は3%程度と、下げ余地がありますから、年内にもう1~2度の声が出てくるでしょう。
原油も穀物も暴落したままですから、十分引き下げ可能で、量的にも十分な量になると思われます。
これらが進み、日米欧の金利差がなくなると、世界を巡る資金は何処に集まるでしょう。
それはたぶん日本です。
世界不況で、投資先がなく、行き場の無くなったジャブジャブの資金は、全て日本を目指すのではないでしょうか?
金利差が無くなり、不況で投資先を失った資金は安全を求め、新興国には向かいにくくなります。
金利差の無くなった世界を見渡した場合、ドイツは欧州を引きずってますし、資金を置くのに最も安全な国は取り合えず日本ではないでしょうか?
ウームやっぱり大バブルがやって来そうです。(^^)
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