必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

日本買い

昨日の東京市場の大幅下落に続き、NYダウ平均も514ドルの大幅安で終了し、3時間後には再び東京マーケットが開きます。
昨日の東京の下げはユーロの急落に伴う投機筋のポジション整理や、輸出企業業績の悪化と金融不安の再燃を懸念したものと言う事になります。
ただ、昨日の下げは前日までの戻し相場を主導した、空売り筋の買い戻し終了が相当程度影響しています。
すなわち空売り筋が買戻しを終了した所へ、急速な円高が重なったものですから、短期売買者が総投げ状態となった訳です。
しかしながら注意すべきだと思うのは、昨日のドルや、ユーロの下落は「日本買い」の結果です。
無論ユーロ金利低下で、金利差縮小と言う読みでもありますが、ユーロもドルも保有が不安だから結果として円が選択されたことによる円高です。
輸出企業は波乱は続くとしてもやはり、日本は内需株中心に混乱の収束は近いと思っています。
また、本日の日経によるとリーマンブラザーズの社債やローンの保険ともいえるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)が21日清算を完了したそうです。
金融機関などが実際に蒙った損失は業界推定で6000~8000億円程度のようで、想定元本の40兆円に比べると遥かに少ないです。
今回の金融危機を「枯れ尾花」とは言いませんが、全体が見えないことにより不安が増幅されていることは確かです。
上記のような解明が進めば市場は次第に落ち着きをとり戻します。
既に世界的な危機への対応策は動き出していますから、ここで慌てる必要は感じませんね。(^^)

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