必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

景気後退

一時的な景気後退のことをリセッション(recession)と言いますが、今米国にリセッションの懸念が出ています。
理由はサブプライム問題となっていますが、以前も書いたようにその本質は、住宅価格の下落だと考えています。
これまでの米国民は、住宅価格上昇で増えた資産を担保に借金を重ね、言わばレバレッジを効かせた状態で、消費を増やしていました。
これは株式取引で言えば、常に信用取引で、限度一杯買っているような状態です。
信用買いは相場が上がっている時は、天国ですが、下がり始めれば現物と信用の2重損失で地獄です。
米国住宅の資産規模は20兆ドルと言われますので、住宅価格が10%下落するなら2兆ドル
(230兆円)の民間資産が減る事になります。
現状でのサブプライムの最大損失予想が2000億ドル(23兆円)ですから、10%の下落でも影響度は10倍違います。
伊豆で近くにある、リゾートマンションは、売り出したバブル当時は6000万だったものが、一時期4分の一以下の1350万まで下落していました。
住宅価格に底打ちの目処が付かない以上、何れ消費は落ちてきます。
米国の住宅着工件数は
2004年   195万戸
2005年   206万戸
2006年   180万戸
2007年7月 133万戸  (年率換算)
ですから、住宅着工の減少はそれだけで消費を減らします。
住宅購入は個人にとって最大の消費(投資)です。
しかも住宅在庫は、新築・中古とも高水準ですから、価格反転には時間が掛かります。
米国のリセッション入りの可能性は極めて高いと思っています。
ただ、米国が景気後退に陥ったからと言って、メモの主要銘柄の業績が悪化するとは全く思えません。
従って、保有を継続していますし、今日は僅かですが、フェイスを買い増ししてしまいました。(^.^)
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です