驚愕

昨日安倍首相辞任の一報が伝えられると、株価は瞬間騰がったそうです。
これは別にワザと逆の動きを出して、大儲けを狙った者がいた訳ではないでしょう。
恐らくは、売りのポジションを建てていたディーラーが、余りに唐突な出来事で好材料か、悪材料かの判断がつかず、取り合えず売り玉を手仕舞った動きに提灯がついたものだと思います。
実際、所信表明を聞いたばかりで、辞任など誰も考えませんから、事実か否かの確認が先決です。
ディーラーが空売りを仕掛けていたとすれば取り合えず、手仕舞うのは当然です。
実際、思い出したのは、ブラックマンデーの朝、テレビで、米国ダウ平均の５０８ドル安を伝えられた時の感覚です。
当日の朝、前日２２００ドル台だった米ダウ平均が５０８ドル安したことが、数秒間認識出来なかったのです。
５０８ドル?５０８ドル？５０８ドル （・・？！んっ？？
首相辞任？辞任？辞任？ （・・？！んっ？？
てな感じで、それほど信じられない出来事でした。(^.^)
昨日の株価がそれほど動かなかったのは「消化難」と言うのが一番的を射ているのでしょう。
まあ、しかし、株が下がることがあるのは当然ですし、首相が辞めることがあるのも当然です。
世界中の投資家が事実と知った今日、明日で、この事件は株価に織り込まれた事になります。(^.^)