ブッシュ大統領の減税を含む総合対策や、バーナンキFRB議長の、利下げへ前向き発言などで、週末の米国市場は堅調でした。
ただ、これで全て終った訳ではなく、「次は損失の処理」の問題があります。
しかも、同日バーナンキ議長は、サブプライムへの当初予想をはるかに上回る損失の存在を示し、さらに拡大する可能性まで示し始めています。
(以下9月1日・日経夕刊2P)
「世界規模の損失は、最も悲観的なサブプライムローンの損失規模をはるかに超えている」
「住宅需要はさらに弱まり、経済の広い範囲に波及する可能性を含んでいる」
以上発言から、利下げは確定的と考え、後の焦点は、「損失の処理と、その金額」(リスクの再評価)になるのでしょう。
同時に数々の発言を聞くとFRB議長や、大統領でさえ、CDOなど複雑化しすぎた金融商品の実態を掴みきってないことが、明らかになってきています。
何時でもそうなのですが、損失の金額が解らないとき、不安は増大し、解らない事が素敵な事から、不安な事に変化する時、投機は一気に縮小します。
M&Aを含めた投機資金の縮小が本格化する可能性が高い
と見ています。(^.^)
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