必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

増益の種

ガス開発がやる気のない会社と書いたのも、幾つか理由があります。
一つは、23億円あまりの有利子負債の存在で、同社の豊富な手元資金からして、全く借りる必要性がないものですが、金利として、一億円近い金額を毎年銀行に支払っております。
同社は、これについて、金融機関に対する情報料的側面が強いの説明をしていますが、今時年間一億円近い情報料を貰える、情報など銀行は持ち合わせていません。
実質的には、経理担当部門の交際費と言う事でしょう。
これでは、古参の経理担当重役の保有自社株が、3千株しかない事も頷けてしまいます。
他にも、
①豊富な手元資金を利用した、自社株買いの継続と、現在11.4%ある金庫株の償却。
②子会社大多喜ガスを上場している意味が見えず、親子上場の解消による、効率化。
など、すぐにも実行できる増益策は沢山ありあます。
同社は、給料の高い会社で、社員の平均給与は【年816万】です。
東京ガス【年735万】や、東京電力【年769万】に比べても遥かに高い給料を取りながら、やるべき事をやっていない会社に見えたのです。
また、同社前社長は手元資金の多さを、地震など天災に備える意味が強いの説明をしていましたが、今や同社は、財務優良かつ、巨大公益企業の関連会社で、社長も東京電力から来ています。
地震などの天災時は、低利な公的融資は十分期待できるでしょう。
また、いざと言う時は600年分の天然ガスとヨードの採掘権を担保にすれば、外資系金融機関が500億や600億は、直ぐにでも貸してくれそうで、これ以上溜め込む必要は感じられません。
最後にもう一度3年前の株主総会で発した、村上ファンドの村上氏の言葉を借りましょう。
「こんなに貯めてどうするんだ!!」 
豊富な手元資金を事業成長と、利益成長に向けてくれる事を期待しています。(^.^)

3 Comments

しがないサラリーマン

 東京からとある地方都市(一応最寄り駅は、新幹線停車駅)に転勤になって、なかなかネット接続できる環境になれず情報難民になっていました。ようやくブログを見られるようになったら、平九郎さんが、私も昔から気になっていた関東天然瓦斯開発株式会社が取り上げられていて、私の銘柄発掘能力の向上か?と勝手に大変うれしく思っております(^^*)。
 実は、私は10年近く仕事で京葉コンビナートや同社がある茂原近辺にちょくちょく出入りしておりまして、同社のことを昔から非常に気になっていました(私の勤務先の誰かは、同社に出入りしています)。平九郎さんのご指摘の通り、ガスを増産すると地盤沈下する問題があるものの、600年とも言われる天然ガス可採埋蔵量が魅力的で、電力とガスの自由化が大口需要家向けから始まり、これで近くにある京葉コンビナートに発電用のガスを供給できればウハウハだろうと思っていました。
 しかし電力とガスの自由化の実情は以下の通りで、関東天然瓦斯開発にとってはちっとも変わりませんでした。
(1)鉄鋼会社や石油会社などはIPPとして、自社発電で余った電力を電力会社に販売するため、電力はガスを買わない(京葉コンビナートでは東京電力)。
(2)ガス会社の電力市場参入、電力会社のガス市場参入が可能になりましたが、ちっとも進まない(電力とガスは表面上競争しているが、実は仲良し)。
(3)電力会社の脅威になると思われた、ダイヤモンドパワーのようなPPS(メーカーなどの自社発電設備のある会社の余った電力を、電力会社の電線を借りて大口需要家に販売)が一時的に台頭しましたが、電力会社が大口需要家への価格を下げ、PPSに余剰電力を供給するメーカーが原油価格上昇で発電コストがアップして価格が逆転してしまい、大口需要家は再度電力会社に契約を乗り換えたり、安くなったため自社発電設備の稼動を停止してまでその分不足する電力さえも電力会社から購入するようになりました(そのおかげで、エネサーブは本業から撤退してしまいました)。現在のPPSのシェアは数%であったと記憶しています。
 結局、電力とガスの自由化は始まりましたが、関東天然瓦斯開発のガス使用量が増えることはなく、大口需要家向けの電力価格だけが下がり(それでも海外と比較すると約2倍以上高い)、名前だけの自由化となっています。
 電力会社は国内10社で独占され、その中の東京電力、関西電力及び中部電力が大需要家のいるコンビナートを押さえ、東京電力が電力業界のスタンダードとなっています(ちなみにガスは、東京ガス、大阪ガス、東邦ガス及び西部ガスの都市ガス4社で80%。東京ガスと大阪ガスが火花を散らしている)。北陸電力の原子力発電所で発電した電力を関西電力が買ったり、同様に東北電力の電力を東京電力が買っており、電力会社が電力会社の主要顧客となり電力会社間の競争は起こらず仲良しクラブになっています。さらに、電力会社や都市ガス会社は経済産業省(同省の外局の資源エネルギー庁)からの天下りを多く受け入れ、電力とガスの小口ユーザー向けにも自由化されても、国とエネルギー会社がズブズブの関係である以上、トヨタ自動車が家庭用燃料電池を引っさげて参入でもしてこない限り、大きな変化は起こらないというのが個人的な意見です。

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しがないサラリーマン

続きです。
 ただし、600年の可採埋蔵量と会社の財務を考えると非常に魅力的であるのは事実で、ずっと見続けているのが現状であります。
 同社が飛躍するには
(1)世界的にエネルギー需要が逼迫して、発電用のLNGを輸入できなくなり、天然ガスの大増産。
(2)電力業界のスタンダードであり、筆頭株主である東京電力が大きく変わったとき。
気になるシナリオは
(1)東京電力の子会社に収まり、上場廃止。
(2)アメリカが中東からの原油輸入がストップした時のために、アラスカの原油開発を保留しているように、国が同社の開発を見えないところで押さえる(例えば(1)のように)。
 平九郎さんのご指摘の通り水溶性のメタンガスを水と一緒にガスとヨードを抜いて、くみ上げた水の大部分は地中に戻しますが、一部は排水処理して海(河川)に放流しています。ガスとヨードを増産すると、排水処理する水が比例して増加するので、ガスとヨードを抽出する設備と排水処理する設備の増設が必要になってきます。このことは、ヨードを産出する伊勢化学工業にも同じことが言えます。
 とは言いながらも佐竹社長に期待しつつ、「家政婦は見た!」シリーズの市原悦子のように、こっそり同社を見続けたいと思っております。
 長文になり大変失礼しました。関東天然瓦斯開発の期待と久々の投稿でつい筆が進んでしまったとお許しください。

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heikurou

しがないサラリーマンさん
なんの反応もないと、寂しく思っていたところへの、激しい反応で、喜んでいます。(笑)
現在では、まだ同社の成長の姿は見えていないのが実状ですが、如何してもファンドに組入れておきたかった銘柄です。
すくなくとも、ウオッチする価値はあると思っています。
平九郎

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