必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

期待

関東天然瓦斯に関しては、佐竹社長への期待の強い平九郎ですが、それなりの理由があります。
佐竹社長は東電から移籍して今期で3年目ですが、どんな大物でも、退社して5年もたてば、元の会社や、周辺企業にたいする影響力はなくなります。
これは、退社して5年もたてば、自分が影響を及ぼせる人間が、社の中枢に居なくなる事が大きいのでしょう。
したがって、東電という巨大企業で大物と言われた人物でも、退社後5年以内位には、元居た会社の人脈をフル活用して、新会社のなかで、自分の立場を強くする必要があるのです。
これは、社長といえども同じ事で、力の弱い社長だと何の決定権もない事になり、HOYAとの合併を発表しておきながら、取締役会の反対で、解職されたペンタックスの社長をみれば分ります。
畑違いの東電から来た新社長が、1年目は様子を見たのは仕方が有りません。
しかし、2年目に入り、同社の最大の弱点の原料不足を解消すべく、パイプラインを昨年末完成させ、同時に、大株主の三井物産から株を買い戻し、金庫株(11.4%)として経営の自由度をあげました。
そして、3年めに入りまずは、関連会社の日本天然ガスの株を買い増し、子会社化しています
また、昨日書いた東京大学での研究開始が、本当に佐竹社長の主導なのかは、不明ですが、ガス開発が最大の受益者になるのは、間違いないと思っています。
関東天然瓦斯開発は、今まで、最終利益が出ないように、出さないようにして、含み益を蓄えてきた会社です。
せっかくの打ち出の小槌から、頂いたお宝を、税金で持って行かれるのは敵わんと言う事でしょうが、新社長の登場で、明らかな変化が見て取れます。
変化を促す、触媒となった、村上ファンドの村上氏が、ハゲタカだったのか、株主の味方だったのかは、同社の今後が決めてくれます。(^.^)

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