必ずご自身で「確認」のうえ「自己責任」にてご利用ください。 当然ですが、損害を蒙ったとしても、なんら保証されるものでは有りません。

終わりの近い夏

日中は、依然、暑さが続いていますが、夏の終わりは近いと思っています。
21日の日経、景気指標欄の、見出しに「雇用者報酬に頭打ち感」とあります。
平九郎はここ、数年にわたる好景気の原因のひとつに、人口的に多い、団塊ジュニア世代たちのマンション購入があったと思っています。
同年代は企業のバブル整理、リストラ進行により、働き盛り年齢への報酬増と言う形を通して、消費を押し上げてきました。
時を同じくして同年代がマンション購買年齢に達し、超低金利と重なった為、購買意欲を増大させていた面があります。
また、これ等は、ネット系証券や・ライブドア、楽天等ヒルズ族の勃興とも重なり、今のブームとも言える株式投資熱の源泉にもなっていました。
そして、株が上がる事が、新たな資金を呼び込み、個人信用の急速な拡大を招きました。
昨年の株価の異常なまでの好調は、個人信用取引の急拡大による側面が強かったと思います。
ライブドアショックの1月16日以降、全てが逆転し始めています。
平九郎は、今回の、個人投資家相場の天井は、上記1月であったと思っています。
日経平均株価の天井が4月7日なのは、対面系証券の「営業努力の賜物」でしょう。
新設住宅着工が高水準を保つ中、マンション契約率は落ちてきています。
株価の下落は、急速にマンション購買熱を冷ましています。
また、金利上昇前の「駆け込み需要の反動」が出るのもこれからです。
依然高値を保つ、不動産会社の株にも、十分な注意が必要と考えています。

4 Comments

ぎゃお

>依然高値を保つ、不動産会社の株にも、十分な注意が必要と考えています。
多くがフェイスやメガチップスに比べると半分以下の安さですが・・・

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astra

不動産株といっても、住友不動産とか三井不動産のような大手のことを平九郎さんはおっしゃっているのではないでしょうか。
中小マン・デペの中には、今期予想PERで15倍以下のものが結構ありますよね。
私は個別物色でいいとおもっています。
まあ、フェイスもEV/EBITDAで考えると、バリュー株並みの安さです。時価総額もIT関連の中ではズバ抜けて小さいですし。
それから、金利についてですが、2000年8月のようなことはない(速水さんがやったみたいなことはない)と思っています。つまり、今後も緩やかに上昇するでしょう。駆け込み需要についてですが、バブル的な駆け込み需要はおきていないと思います。
また、マン・デペの多くは販売を手控えているようです。早期に土地を確保したところなどは地価の上昇を見越して、より利ざやのとれる態勢で臨んでいるようですね。
そういえば、今日のニュースで、
出生数が増加傾向、
というのがありましたね。
団塊ジュニア世代が景気回復を背景に、婚姻数が増加し、それが出生数の増加につながっているらしいですが、団塊ジュニアだけだとこの傾向は数年で終わってしまいますが・・・。
来年から団塊世代の退職が始まりますが、私はジュニア世代への所得移転が結構起きるのではないかと思っています(今も徐々に進行していますが)。
あと、雇用の現場では、例年に比べて求職数はかなり多いですよ。昨年も一昨年に比べて雇用環境は改善していましたが、今年は昨年以上ですね。もっともこれも団塊世代の大量退職を勘案しての人材確保の面も強いですが。
また、首都圏をはじめとする大都市圏と地方では格差がかなり開いているようですから、油断は出来ませんが。

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heikurou

astraさん
簡単に言えば、8830辺りが、天井っぽい動きと言いたかった訳です。(^.^)
第1Qが極端に良いのは前期の積み残し分がずれ込んだもので、第2Qはかなり反動が出ます。
平九郎

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