「フタタ・コナカと経営統合」と言うのをテレビのニュース速報で見ました。
驚いたのは「ニュース速報」と言う事実です。
フタタという知名度が無い会社の、M&A関連のニュースがテレビで速報報道されるとは、M&Aが国民的関心事になってきた事になります。
時代が変わってきた事を実感します。
以前メモでも紹介した事がある、「会社の値段」の序文に、著者の森生氏が、M&Aの仕事をしていると自己紹介すると
「会社を売り買いするなんて、物騒な仕事だね」と眉をひそめられる事が多かった、と言います。
今では、森生氏は、完全に先駆者であり、氏のところには仕事の依頼が殺到している事は、容易に想像できます。
始めたばかりの時は「胡散臭い」と思われる仕事も、時代の移り代わりで、最先端の仕事になることがあります。
昔ですが、弱電の一部上場企業の社長に、こんな話を聞きました。
「私は、学生時代頭が悪くて勉強が出来なかったから、電気屋に入ったんだよ、当時成績優秀者は、みな、造船や、鉄鋼に入社したものだ!」
当時は、造船や、鉄鋼は、塗炭の苦しみで、弱電は絶好調でしたので、若かった自分には、新鮮な言葉でした。
今なら良くわかりますが、人と同じ方向へ行くのは、競走が激しく、決して、有利な選択ではありません。
勿論、違う方向なら単純に良い訳ではありませんが、能力比で言えば、競争が少ない分、成功する確率は上がるでしょう。
大抵の金持ちは、人のやらない事で、一番になり、時代が動く事によって、より大きくなります。
株式投資は、人生に良く似ています。
時代の動く方向を見定め、一番の企業に投資する事が大事だと考えています。
それが投資家を、一番楽に金持ちにしてくれます。(^.^)
その昔、家の玄関に、こんなお札が貼ってあったといいます。
「押し売り、生命保険お断り」
コメントを残す