ずり~~!
ずるいの伊豆弁ですが、伊豆は今日は雨です。(^.^)
よくバランスシート(B/S)を読むといいますが、単に数字を電卓で叩くことでは有りません。
企業が「ずり~判断」をしていないか、チェックする事です。(^.^)
例えば、キノコ会社が、田舎に50億円掛けてキノコ工場を作ったとすると、帳簿上は資産として50億円が計上されることになります。
ところが、予想に反し、キノコが売り上げ不振で、工場が不要になり、換金を迫られた時、はたして幾らの価値があるか考えるという事なのです。
おそらく、50億円で売れることは無いでしょうし、半分でも怪しい気がします。
ただ、このあたりは、判別が難しく、キノコの売上が回復するや、工場を別のキノコ会社へ売却する等の主張をすれば、会計上は50億のままで、なんら不思議はありません。
問題は、キノコの売上が回復するか!や、別のキノコ会社が本当に工場を買うかという事で、当事者以外ではなかなか分かりません。
しかし、スーパーで、売上不振のキノコ会社の売り場面積を確認し、ライバル会社の経営方針を有価証券報告書で見れば、大体の予想は付きます。
スーパーでは新しく生産しているはずのキノコは売られておらず、ライバル会社はキノコの鮮度を保つ為、地方各所での分散生産方式で、田舎のキノコ工場を買うとは考えられません。
こんな時、工場の50億円という資産評価は割引いて考える必要があります。
また、今なら、古いビルを買い取り、改装して、売却する事業などが、買い取った古いビルを流動資産として計上している場合
保有ビルの耐震強度不足等が明らかになった時はやはり、資産は割引いて考える必要があるでしょう。
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