昨年11月19日に友人に宛てた手紙が出てきました。
昨日が無くなった愛犬の命日でもあり、記念にアップしておきます。
○○○様
お元気ですか!!
こちらは家の愛犬ラブが14日亡くなりました。(オールド・イングリッシュ・シープドッグ/12才354日)
そこで、愛犬の変わりに株を買おうと、最近こんなの買いました。
2年あれば、少なくとも2倍や3倍にはなるだろうと思っています。
今のところ心配なのは有価証券報告書の虚偽記載だけですが、まあ、万が一虚偽記載があって上場廃止となっても、社長が42歳と若いので、ジャスダックにでも再上場するでしょうし、買取請求すれば純資産価値で買い取ってくれるのではないでしょうか。
伊豆の国 平九郎
ご参考まで
三谷商事(8066) 1963年 大阪2部・ 2000年 東証2部上場
セメントや燃料事業で財を成した、福井の豪族会社で、地元中心にITソリューション、CATV、プロバイダーなどが利益を上げ始めている地方複合企業。32歳で社長になった同社御曹司の三谷聡氏(現在42歳)が唱える効率経営が実を結びつつあり、今後利益の成長が期待できる。
1.最大の注目点は昨年153億円と言う、時価総額142億円より大きい営業CF。その巨大なキャシュフローを毎期継続的に事業投資に振り向けており、一部成果が見え始めている。
①生コンの取扱高は日本一と言われ、現在も生コン工場買収中で今年の台風被害や、地震被害は兄弟会社の「三谷セキサン」と共に同社にとっては追い風。現在の予想売上げ、利益とも台風や地震による影響はまったく考慮されない時期に出したもので、今後上方修正する可能性が大きい。
②一昨年の営業キャシュフローが19億円のマイナスなのは商社機能を有し、掛取引が大きく、同年は仕入れ債務(買掛金)を93億円減少させたことが主因です。今後は2000年までの実績と、昨年42億円の減価償却費から、今後経常的に100億円以上のOPCFが見込めると考えます。
2.今後を見据えた場合の注目点は2600億円という売上高で、最終利益の拡大余地は大きい。
(当然ですが、通常企業は売上高より大きい利益を上げることは出来ません。したがって、売上げが大きい企業は利益の拡大余地が大きいと言えます)
3.ここ数年継続していた特別損失が最終局面に至っていると判断できる。
①. 昨年は、減損会計を「前倒し適用」して事業用土地に対する特損を7.6億円、有価証券評価損4億など合計19.5億の特損を計上しているが、1昨年あった棚卸資産評価損も無くなり、有価証券評価損以外は、やや強引の感さえある。
(投資有価証券期末簿価13億円・土地71億円など含み損が隠れる余地があまり無い)
②.11月11日に発表された中間決算が経常27億(昨年比31.5%増)当期利益11.5億円(昨年比81.5%増)と、いずれも増額修正となるなど、特損計上の種が尽きたと思われる。(今回最終利益予想を増額修正していますが、まだ出してない損失があるなら利益が出すぎた場合、特損計上額を増やせばよく、最終利益予想は増額しないはずです。)
③.上記を勘案すると今期末で、特損をすべて出し切ってしまう可能性が高く、本年度の決算予想(当期予想経常60億・税引き後17億円)も上方修正される可能性が高い。現在まで継続して出ていた特損が終了しただけで、最終利益が30億~50億に達する可能性が高いと思われます。(1株当り108円~181円)
直近株価 516円 (11/15東証)
今期予想PER 8.4倍 (11/11会社予想1株当り利益615円)
PBR 0.43 (1株当たり純資産1,211円)
PSR 0.06 (1株当たり売上9,400円)
以下四季報ベース
今期予想売上高 2600億円
株主資本 335億円
有利子負債 105億円
利益剰余金 240億円
現金同等物 123億円
発行済株式数 27,660千株(自社株控除後)
時価総額 142億円(11/15東証自社株控除後)
同社は、2001年に北陸電工から、NEC向けの半導体後処理工場を買収した。この買収には100億という巨額資金を投入し、その後のリストラ費用も含めると、結果的に非常に高い買い物をしたと考えられるが、時価総額140億の企業が100億円の買い物が出来ると言うことに注目したい。
しかし同社経理部長によると(黒字)とのことであり、買収してから3年程度で、累積した損失は考えられず「黒字であればよし」としたい。
(この部分のIRには不満が残る)
追伸
同社のIR担当経理部長はとっても「無愛想」です。四季報のコメントが芳しくないのはこんなところに原因があるのかも知れません。
以上
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